電話番号が使えるバーチャルオフィスのおすすめと注意点・14社調査で徹底比較

「バーチャルオフィスを契約すれば、会社の電話番号も一緒に手に入る」と思っていませんか。

結論からいうと、バーチャルオフィスの基本料金に電話番号が含まれていることはほとんどありません

多くの会社で、電話番号や電話転送・電話代行は「別オプション」または「別契約」として用意されています。

しかも「03番号がそのまま使えるのか」「転送と電話代行は何が違うのか」「結局いくらかかるのか」は、各社で大きく差があります。

この記事では、当サイトがバーチャルオフィス主要14社の電話オプションを実際に調査した結果をもとに、電話番号まわりの仕組み・料金相場・注意点・選び方を中立的に整理します。

「電話番号も一括で揃えたい」という人が、契約後に後悔しないための判断材料としてお使いください。

そもそもバーチャルオフィスで電話番号は持てるのか

「住所を借りられるなら電話番号も付くはず」と考えがちですが、ここが最初のつまずきポイントです。

バーチャルオフィスは「住所機能を貸すサービス」が本体で、電話番号は多くの場合、基本料金とは切り離された追加サービスになっています。

当サイトで14社を調べたところ、電話まわりの提供形態は大きく3つに分かれました。

  • 自社オプションで番号を付けられる会社:申し込み時にオプションを足すだけで、転送や代行まで一括で揃う
  • 提携・別契約で用意する会社:電話は別サービスとの連携で、住所プランとは別に申し込みが必要
  • 料金ページに電話の記載がない会社:問い合わせないと可否・金額が分からない

当サイト調査では、京都朱雀スタジオやレゾナンスのように自社オプションで電話を完結できる会社がある一方、バーチャルオフィス1のように電話は連携サービスの別契約となる会社、GMOオフィスサポートのように料金ページに電話の記載がなく問い合わせが必要な会社まで、対応はかなり幅がありました。

つまり「バーチャルオフィスを契約した=電話番号が手に入る」ではありません。

電話番号が必要なら、住所プランとは別に「電話オプションがあるか」「いくらか」を必ず確認することが出発点になります。

とくに「あとから電話を足せばいい」と考えていると、契約後に「自社では電話を扱っていない」「別会社との契約が必要」と分かり、手続きが二度手間になることがあります。

電話を使う可能性が少しでもあるなら、住所選びの段階から電話オプションの有無をセットで見ておくのが効率的です。

バーチャルオフィスの基本的な仕組みから知りたい方は、バーチャルオフィスとは?仕組み・メリット・デメリットもあわせてご覧ください。

03番号・転送・050・電話代行の違いを整理する

「電話番号オプション」とひとくちに言っても、中身は会社によってバラバラです。

ここを混同したまま契約すると「思っていた使い方ができない」となりがちなので、まず4つのタイプを分けて理解しておきましょう。

03などの固定番号付与(番号を借りる)

東京なら03、大阪なら06といった、市外局番付きの固定電話番号を貸してもらう形です。

名刺やホームページに「03-◯◯◯◯-◯◯◯◯」と書けるため、地域に根ざした事業や、固定電話の信用を重視する取引先に対して安心感を与えやすいのが特徴です。

会社によっては、この番号で発信もできるプランを用意しています。

たとえばユナイテッドオフィスの「Tele BOX M」(月2,900円・税込)は03番号を扱え、ナレッジソサエティでは受発信に対応するプラン(月5,500円・税込)も用意されています。

ただし「番号を借りられる」ことと「その番号で自分が発信できる」ことは別なので、発信したい場合は発着信に対応するプランかどうかを確認しましょう。

電話転送(かかってきた電話を自分のスマホへ)

借りた番号にかかってきた電話を、自分の携帯やスマホへ自動で転送する仕組みです。

表向きの番号は固定電話、実際に出るのは自分、という使い方ができます。

ただし転送先までの通話料が別途かかるケースが多く、月額とは別の実費が発生する点に注意が必要です。

たとえばアントレサロンの03電話転送は月1,000円(税込)ですが、これに加えて転送通話料が実費でかかります。

かかってくる電話が多い事業ほど、この通話料が積み上がるため、「月額が安い=総額が安い」とは限らない点を押さえておきましょう。

050番号(IP電話の番号)

インターネット回線を使うIP電話の番号で、市外局番ではなく「050」から始まります。

比較的安く導入でき、アプリで発着信できるのが利点です。

一方で「050番号は固定電話ではない」と受け取られることがあり、03番号ほどの信用が必要な場面では物足りない場合もあります。

電話秘書・電話代行(人が代わりに受ける)

かかってきた電話に、オペレーターが会社名を名乗って応対し、用件を聞いてメールやチャットで知らせてくれるサービスです。

一人で事業をしていて電話に出られない時間が多い人や、商談・作業を電話で中断されたくない人に向いています。

転送が「電話を自分につなぐ」のに対し、電話代行は「自分の代わりに人が受ける」点が決定的に違います。

近年はDMMのように、人ではなくAIが一次対応する「AI秘書」(月1,650円・税込)を用意する会社も出てきました。

人による代行ほどの柔軟さはありませんが、用件の聞き取りや折り返し案内なら低コストで任せられるため、コストと対応品質のバランスで選ぶ選択肢が増えています。

4つのタイプの違いを一覧にまとめました。

タイプ誰が電話に出るか番号の種類料金の目安(税込)向いている人
固定番号付与自分(発着信)03・06などの市外局番月数百〜数千円固定電話の信用が欲しい
電話転送転送先で自分固定番号+転送月1,000〜3,300円+通話料表は固定電話・実体はスマホ
050番号自分(アプリ)050のIP電話月数百〜1,000円台とにかく安く番号が欲しい
電話秘書・代行オペレーター固定番号+代行月3,800〜5,500円程度電話に出る時間がない

どのバーチャルオフィスが自分に合うか迷ったら、主要14社を料金・法人登記・銀行口座サポートで並べた比較表が便利です。

バーチャルオフィスの電話オプション料金相場(14社調査)

気になるのは「実際いくらかかるのか」です。

当サイトがバーチャルオフィス主要14社の電話オプションを調査したところ、転送なら月1,000〜3,300円前後、電話秘書・代行なら月3,800〜5,500円前後が一つの目安でした。

各社の電話まわりの提供状況を、調査時点の情報で一覧にしたものが次の表です(金額はいずれも税込)。

サービス(最安月額)電話オプションの内容(税込)
京都朱雀スタジオ(550円)075・050番号を付与。用件はLINEへ転送
バーチャルオフィス1(880円)電話転送は連携サービスで980円〜(別契約)
レゾナンス(990円)転送電話2,200円/月・電話秘書4,950円
NAWABARI(1,100円)電話転送2,800円/月・電話代行3,800円〜
METSオフィス(1,430円)03の発着信オプションあり(料金は要確認)
GMOオフィスサポート(1,650円)料金ページに電話の記載なし(要問い合わせ)
ユナイテッドオフィス(2,310円)Tele BOX M 2,900円/月(03番号)
DMM(2,530円)AI秘書1,650円/月・固定番号料金は要確認
アントレサロン(4,180円)03電話転送1,000円/月+通話料
karigo(4,700円)BLUEプラン8,800円(転送付)・ORANGEプランで電話代行
ナレッジソサエティ(4,950円)電話転送3,300円/月・受発信5,500円
ワンストップビジネスセンター(5,280円)上位プランで03番号付与・転送は実費
リージャス(7,900円〜)電話番号オプション9,900円/月〜
サーブコープVOパッケージ37,600円〜で固定番号+秘書受電

この表から見えてくるのは、「住所が安い会社ほど電話が安い」とは限らないということです。

住所の月額と電話オプションの料金は別物なので、両方を足した「電話込みの月額総額」で比べる必要があります。

各社の住所プラン自体の料金を含めた総額比較は、バーチャルオフィスのおすすめ比較ランキングで確認できます。

電話番号を持つメリットと信用面の効果

「スマホの番号で十分では」と感じる人もいますが、事業用の電話番号を持つことには明確なメリットがあります。

  • 取引先・顧客からの信用が上がる:名刺やホームページに固定電話番号があると、「実体のある事業者」という印象を与えやすい。
  • 個人の携帯番号を公開せずに済む:プライバシーを守りつつ、ビジネス用の連絡先を分けられる。
  • 03番号は地域の信頼につながる:地元密着の事業や、固定電話を重視する高齢層の顧客に安心感を与えられる。
  • 申し込み・審査でプラスに働くことがある:法人口座やサービス契約の申込フォームで、固定電話番号を求められる場面がある。
  • 電話対応を外に任せられる:転送や代行を使えば、作業を電話で中断されずに本業へ集中できる。

とくに050番号や携帯番号より、03・06などの固定番号のほうが信用面で有利とされる場面はまだ多く残っています。

「信用を取りに行くなら固定番号、コスト優先なら050」という整理を覚えておくと選びやすくなります。

たとえば、これから法人を設立して取引先を広げたい段階なら、月数百〜数千円の固定番号オプションは「信用への投資」として割に合うことが多いです。

一方、まだ売上が立っていない立ち上げ初期で、とにかく固定費を抑えたいなら、050番号で番号を確保しておき、軌道に乗ってから03番号へ切り替えるという順番も現実的です。

このとき、同じ会社で050から固定番号・転送・代行へ移行できると手続きがシンプルなので、将来の拡張も見据えて会社を選ぶと後悔しにくくなります。

電話オプションを契約する前の注意点

料金の安さだけで電話オプションを選ぶと、後から「思ったより高い」「使いづらい」となりがちです。

契約前に、次の5点を必ず確認しておきましょう。

  • 基本料金に電話は含まれないことが多い:住所プランとは別に、電話オプション料金が毎月上乗せされる。総額で見積もる。
  • 通話料・転送料が別にかかる:月額のほかに、転送先までの通話料が実費で発生する会社が多い。電話量が多い人は要注意。
  • 050番号は信用面で見られ方が違う:固定電話の信用が必要な事業なら、03などの市外局番付き番号を選ぶ。
  • 解約時に番号を手放すことになる:借りている番号なので、解約するとその番号は使えなくなる。名刺や広告に刷った番号が無駄になる前提で考える。
  • 転送と代行を取り違えない:自分で出たいなら転送、出られないなら代行。用途に合わないオプションを選ばない。

とくに見落としやすいのが「解約時の番号」です。

借りた番号は自分の資産ではないため、その会社を解約すれば番号は返却となります。

長く使う前提なら、料金だけでなく「サービスを長期に続けられそうか」という安定性も判断材料に入れておくと安心です。

もう一つ見落としやすいのが、住所と電話で会社が分かれてしまうケースです。

電話を別会社の連携サービスで契約すると、請求も問い合わせ先も二つに分かれ、トラブル時の窓口が分かりにくくなります。

運用の手間まで含めて考えるなら、住所と電話を一社でまとめられる会社を選ぶほうが、結果的にラクなことが多いです。

どのバーチャルオフィスが自分に合うか迷ったら、主要14社を料金・法人登記・銀行口座サポートで並べた比較表が便利です。

電話まで一括で揃うバーチャルオフィスの選び方

「住所も電話も一つの会社でまとめたい」という人は、次の4軸でしぼり込むと失敗しません。

  • 電話オプションが自社で完結するか:別契約や提携サービス頼みだと、申し込み・支払い・問い合わせ先が分かれて手間が増える。
  • 欲しい番号の種類があるか:03などの固定番号が要るのか、050で十分か。用途に合う番号を出せる会社を選ぶ。
  • 転送も代行も用意されているか:将来「自分で出る→代行に切り替える」と変えたくなったとき、同じ会社で移行できると楽。
  • 電話込みの月額総額:住所+電話オプション+想定通話料を足した総額で比較する。

この4軸で見ると、調査した14社の中でも電話まわりが手厚い会社は限られてきます。

用途別の選択肢は次のとおりです。

  • 転送・代行の両方を自社で揃えたいなら:転送電話と電話秘書を自社オプションで持つレゾナンスが、料金も明朗で選びやすい。
  • 転送と電話代行を選べる老舗なら:BLUEプランの転送、ORANGEプランの電話代行と用途で選べるkarigo(カリゴ)
  • 上位プランで03番号まで揃えたいなら:上位プランで03番号付与に対応するワンストップビジネスセンター

具体的なイメージとして、レゾナンスで住所プラン(月990円・税込)に転送電話(月2,200円・税込)を足すと、電話込みの月額はおよそ3,190円(税込)になります。

電話に出られない時間が多いなら、転送ではなく電話秘書(月4,950円・税込)に切り替えることで、用件の取りこぼしを防ぐ運用に変えられます。

このように「住所+電話で月いくらになるか」「将来どう運用を変えられるか」までシミュレーションしておくと、契約後のミスマッチを防げます。

いずれも、住所プランの料金と電話オプションを合わせた総額で比較するのが前提です。

住所の安さを最優先したい場合は安いバーチャルオフィスの比較、登記目的なら法人登記できるバーチャルオフィスの選び方もあわせて検討してください。

電話番号付きバーチャルオフィスに関するよくある質問

会社によって可能です。当サイト調査では、ユナイテッドオフィスのTele BOX M(月2,900円・税込)やワンストップビジネスセンターの上位プランなど、03番号を付与できる会社があります。一方で050番号のみの会社や、料金ページに電話の記載がない会社もあるため、申し込み前に「03番号が出せるか」を必ず確認してください。

ほとんどの場合、含まれません。バーチャルオフィスの基本料金は住所利用が中心で、電話番号・転送・代行は別オプションまたは別契約です。住所の月額とは別に、電話オプション料金(転送なら月1,000〜3,300円程度・税込)が上乗せされる前提で総額を見積もりましょう。

電話転送は、借りた番号にかかってきた電話を自分のスマホへつなぐ仕組みで、対応するのは自分です。電話代行(電話秘書)は、オペレーターが会社名を名乗って代わりに受け、用件をメールなどで知らせてくれます。自分で出たいなら転送、電話に出る時間がないなら代行を選びます。

当サイトの14社調査では、電話転送が月1,000〜3,300円前後、電話秘書・代行が月3,800〜5,500円前後が目安でした(いずれも税込)。これに加えて、転送先までの通話料が実費でかかる会社が多い点に注意してください。

コスト優先なら050番号、信用面を重視するなら03などの固定番号がおすすめです。050はIP電話で安く導入できますが、固定電話ではないと受け取られる場面があります。固定電話の信用が必要な事業や、地域密着で高齢層の顧客が多い場合は、03番号のほうが安心感を与えやすいです。

借りている番号のため、解約するとその番号は使えなくなります。名刺やホームページ、広告に刷った番号が無駄になることがあるので、長く使う前提なら料金だけでなくサービスの安定性も確認しておきましょう。

まとめ

バーチャルオフィスで電話番号を使うには、住所プランとは別に電話オプションを契約するのが基本です。

電話まわりは「固定番号付与・転送・050・電話代行」の4タイプに分かれ、料金は転送で月1,000〜3,300円前後、代行で月3,800〜5,500円前後が目安でした(税込)。

固定番号は信用面で有利ですが、解約すると番号は手放すことになり、通話料が別にかかる点にも注意が必要です。

電話まで一括で揃えたいなら、電話オプションが自社で完結するか・欲しい番号の種類があるか・転送も代行も選べるか・電話込みの総額の4軸で比較するのが失敗しないコツです。

当サイトが主要14社を採点した結果は、次のランキングで確認できます。

どのバーチャルオフィスが自分に合うか迷ったら、主要14社を料金・法人登記・銀行口座サポートで並べた比較表が便利です。